クロスステッチ用語集A〜Z — 知っておきたい用語のすべて
要点:刺しゅうの世界には、初心者が戸惑う専門用語がたくさんあります。この用語集では、アイーダ(布)からフロッギング(ステッチをほどくこと)、クロスステッチ針(ぴったりの針)まで、ひとつずつご説明します。図案や動画、SNSでわからない言葉に出会ったときのために、ブックマークしておくと便利です。英語由来の用語が多いため、アルファベット順に並べています。
A
アイーダ(Aida):クロスステッチ用に、規則正しく穴が並ぶように織られた綿の布。カウント(11カウント、14カウントなど)で表します。
アイーダのカウント(count):1インチあたりのマスの数。数字が大きいほど目の細かい布になります。11・14・16・18カウントが一般的です。くわしい説明はこちら。
糸止め(anchor):裏側で糸を留めて、ほどけないようにすること。
B
バックステッチ(backstitch):仕上がったクロスステッチの上に、輪郭を描くための直線のステッチ。バックステッチの刺し方。
糸巻き(bobbin):DMCの糸を巻いて保管するための、プラスチックや厚紙のカード。
C
クロスステッチ(cross stitch):基本の技法。斜めの2本のステッチを交差させて、ひとつの「X」をつくります。
中心(center):図案の真ん中。ふつうは矢印で示されています。多くの作品はここから刺し始めます。
コンフェッティ(confetti):色替えがとても多く、ばらばらに散らばった目。根気のいるところです!
D
DMC:フランスの刺しゅう糸メーカー。世界的な定番です。
E
イーブンウィーブ(evenweave):縦糸と横糸の太さと密度が均一な布。目の細かさはアイーダとリネンの中間です。
F
フロス(floss):刺しゅう糸を表す英語。
フレーム(frame):刺しゅう枠よりもアイーダをしっかり張れる、クリップ付きの台。
フロッギング(frogging):ステッチをほどくことを表す俗語(「rip-it, rip-it」がカエルの鳴き声に聞こえることから)。まちがいの直し方。
G
グリッディング(gridding):数えやすくするために、アイーダにマス目の線を引いておく方法。
H
ハーフステッチ(half stitch):斜めのステッチ1本だけ。やわらかな背景に使います。
フープ(hoop):刺しゅう枠を表す英語。刺している間、アイーダをぴんと張っておく円形の枠です。
ホルベインステッチ(Holbein stitch):表と裏が同じに見える、2回往復するバックステッチ。
L
記号表(legend):図案の記号と、DMCの番号や色名を対応させた表。
リネン(linen):イーブンウィーブや目の細かいクロスステッチに使う天然素材の布。
M
ルーペ・拡大鏡(magnifier):目の細かいアイーダを刺すときの道具。
N
クロスステッチ針(tapestry needle):クロスステッチ用の先の丸い針。11カウントには22号、14カウントには24号。針の選び方ガイド。
P
パーキング(parking):色ごとに複数の針を作品に刺したままにして進める方法。
図案(pattern):ひと目ずつの刺し方を記号で示した、印刷またはデジタルのマス目の図。
PDFのカウント図案:デジタルの図案の形式。印刷のしかた。
Q
クォーターステッチ(quarter stitch):マスの4分の1だけのステッチ。主に曲線に使います。
R
レールローディング(railroading):2本の糸をきれいに並べて、よりすっきりしたクロスにする技法。
S
糸切りばさみ:糸を切るための、小さくてよく切れるはさみ。
かせ(skein):6本の細い糸を撚り合わせた、DMCの糸の束そのもの。
糸を分ける(splitting):6本どりの糸を、アイーダのカウントに合わせて1〜3本に分けること。
本数(strand):DMCの糸の束を構成する6本の細い糸の1本。14カウントなら2本どりで刺します。
T
カウント図案(counted pattern):マス目のひとつひとつがひと目になる図案。クロスステッチの標準的な形式です。カウント図案の説明。
U
UVカットガラス:日光による色あせを防ぐ額用の特別なガラス。長く残したい作品には大切です。
W
WIP(Work In Progress):制作中の作品。Instagramでは#WIPのタグがよく使われます。
X
X:完成したクロスステッチひとつのかたち。
Z
ジグザグ(zigzag):斜めに進んでいくクロスステッチの列。
その他
図案プリント済み(no-count / stamped):図案が印刷されたアイーダ。数える必要がありません。図案プリント済みの説明。
額装:仕上がった刺しゅうを額に入れること。
よくある質問
クロスステッチと刺しゅうの違いは?
クロスステッチは刺しゅうの一種で、アイーダにX字のステッチをカウント図案どおりに刺すものです。刺しゅうはもっと広い言葉で、サテンステッチやフレンチノットなども含みます。
カウント図案とは?
マス目のひとつひとつがひと目になり、記号でどの色を刺すかを示した図案です。くわしい説明はこちら。
14カウントのアイーダの「カウント」とは?
1インチあたりのマスの数です。14カウントなら1インチに14マス、つまり14目のクロスステッチが入ります。
DMCとは?
フランスの刺しゅう糸メーカーで、世界的な定番です。500色以上あります。
クロスステッチの「WIP」とはどういう意味ですか?
Work In Progressの略で、制作中の作品のことです。
まとめ
いくつかの基本用語を覚えれば、刺しゅうの言葉は難しくありません。アイーダ(布)、DMC(糸)、クロスステッチ針、カウント図案、クロスステッチ、バックステッチ、フロッギング。このページをブックマークして、わからない言葉に出会ったらいつでも戻ってきてください。



